交換部品


交換部品をご紹介します。
・リファレンス:-
・年式:-
・症状:-
ロレックスの修理を行っていると、交換した部品が溜まってきます。
今回は、その中の一部の部品を紹介します。



Cal.3185などの4番車になります。
3100番台のムーブメントの中でも、全長が長いのが特徴で、先端には秒針がセットされます。


分カナとの接触部分の写真になります。
ほとんどの場合、摩耗による交換になります。
メンテナンス時期を過ぎたムーブメントは、高い確率で交換が必要になります。


ローター真になります。
扇状のローターの軸になりますので、オイルが切れると摩耗が進みやすくなります。
メンテナンスを受けないで使用すると真が摩耗し、ローターがムーブメントに接触することで、削ってしまうこともあります。


主ゼンマイになります。
時計が動かない原因で最も多いのが、ゼンマイ切れです。
切れているはもちろんですが、変形しているものも多くあります。


バネ棒になります。
バネ棒には、ケースとブレスレットをつなぐものと、バックルに固定するものの2種類があります。
腐食や変形、固着など交換を怠ると思わぬ事故を引き起こしてしまいますので、前兆が見受けられた場合は交換いたします。

部品を交換する場合は、以下の2通りがあります。
・破損や摩耗などで正常な動作や機能を失っている。
・現状は機能しているが近いうちに破損する可能性がある。

前者は、症状がはっきり出ていますので分かりやすいですが、後者の場合は、使用できている状態での交換になりますのでご納得いただけないこともあります。
日常的に使用していて違和感がなくても、分解・チェックを行うと部品交換が必要になることも珍しくありませんのでご理解ください。



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