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ムーブメント Cal.1570 オーバーホール
Cal.1570のオーバーホールをご紹介します。
・リファレンス:Cal.1570
・年式:-
・症状:サビ
今回は、メンテナンス履歴が不明なCal.1570をご紹介します。
前回のメンテナンスからどのくらい期間があいているかは不明ですが、ムーブメントには大量のサビが発生していましたので、適正な時期が過ぎていることは一目瞭然です。
裏ブタを開けてムーブメントを確認すると、ムーブメント全体にサビが発生していました。
自動巻き機構の写真です。
大量のサビが付着しているのが分かります。
特に丸穴車には大量のサビが発生していました。
丸穴車のアップ写真です。
サビによる摩擦によって、正常にゼンマイを巻き上げることができませんでした。
秒カナ(先端に秒針が取り付けられるパーツ)の写真です。
こちらにもサビが発生していました。
Cal.1570は、1960年代半ばに誕生して以来、約25年もの長期にわたりエクスプローラーからシードゥエラーまで、ロレックスのスポーツモデル全般に搭載されていた傑作ムーブメントです。
いくら名機と呼ばれるCal.1570でも、メンテナンスを怠ればオイル切れを起こし、サビが発生することで各パーツの摩耗を進行させてしまいます。
また、Cal.1570搭載モデルは、プラスチック風防が採用されており防水不良の恐れも出てきますので、定期的なメンテナンスをおすすめします。
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