サブマリーナー Ref.1680 オーバーホール


サブマリーナー Ref.1680のオーバーホールをご紹介します。
・リファレンス:Ref.1680
・年式:-
・症状:サビ
ヴィンテージ・ロレックスを使用する上で、サビによるケースなどの外装パーツへの浸食には注意が必要です。
現行モデルやそれに近いモデルの場合は、精度不良などのムーブメントの異変を感じてからメンテナンスに出される方がほとんどです。ヴィンテージモデルの場合は、サビの発生が早いため適正なメンテナンス時期を過ぎてしまうと、ベゼルの下やバックケース周りがサビによって浸食されてしまいます。サビを落したとしても、虫食いのような痕が残ってしまうこともあります。

今回は、前回のオーバーホールから約4年が経過したサブマリーナー Ref.1680をご紹介します。

4年といえば適正なメンテナンス時期になりますが、使用環境や保管状況によっては、4年でもサビが発生してしまうことがあります。



風防越しでもケースやベゼルにサビを確認できます。


バックケースの写真です。
こちらにもサビが発生しています。


サビが進行してしまうと、サビを落してもパーツに虫食い痕が残ってしまいます。

今回は、サビが進行する前に除去できましたが、サビの浸食は徐々に進んでいき、最悪の場合は防水性に影響を及ぼします。また、防水性を保っている場合でも、サビの再発が早まるなどの影響もあります。
特にヴィンテージモデルの場合は、外装のオリジナル性も重要になりますので、目に見えている部分だけではなく、見えない部分のコンディションにもご注意ください。



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