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シードゥエラー オーバーホール
今回は、シードゥエラーのオーバーホールをご紹介します。
・リファレンス:Ref.1665・16660・16600・116600・116660
・年式:-
・症状:オーバーホール
メンテナンスが完了したシードゥエラーで、偶然にも歴代モデルが揃いましたので、ご紹介いたします。
メンテナンスが完了したシードゥエラーの写真です。
上段の左から4モデル(リファレンスナンバー・搭載ムーブメント・製造期間・防水性能)、
・Ref.1665 Cal.1570 1967~1983年 610m防水
・Ref.16660 Cal.3035 1978~1988年 1220m防水
・Ref.16600 Cal.3135 1989~2008年 1220m防水
・Ref.116600 Cal.3135 2014~2017年 1220m防水
下段は、ディープシーです。
・Ref.116660 Cal.3135 2008~2018年 3900m防水
ヘリウム排出バルブを取り外したRef.16600のケース内側の写真です。
取り外したRef.16600のヘリウム排出バルブです。
ヘリウム排出バルブの役割は、飽和潜水時にケース内に入り込んだヘリウムガスが、減圧後にもケース内に残ってしまい、内外の気圧差からケースやクリスタルなどを破損させてしまうことを防ぐため、ケース内のガスを外に逃がすためのセーフティー機構です。
日常生活での使用において、この高い防水性能は必要ありませんが、実は、エスケープバルブが防水不良の原因となることも多々あります。
そのため、高い防水性能を誇るプロスペック・ダイバーズを使用する際は、メンテナンスにも気を付けなくてはなりません。このような観点から、所有する方を選ぶモデルと言えるかもしれません。
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