カレンダー修理


今回は、カレンダーの修理についてご紹介します。
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・症状:カレンダー修理
誤ったカレンダー操作により、パーツ破損の原因となる恐れがあります。
皆様は、カレンダーの早送り操作を行うにあたり、避けるべき時間帯があることをご存じでしょうか。
今回は、誤ったカレンダー操作の結果、内部パーツが破損した時計修理をご紹介します。



こちらの動画では、カレンダー送り車がロックし、動かなくなる操作を行っています。
カレンダーが切り替わった後、1~2時間ほど針を逆回転させると、カレンダー送り車がロックし、動かなくなります。
この状態を知らずに、早送り操作を強引に行ってしまうと、カレンダー車や送り車、その他関連するパーツの破損やカシメの緩みの原因になってしまいます。


オーバーホールを行うべく分解作業中に、カレンダー車の歯が潰れるように破損しているのを確認しました。
これは上記動画のように、早送り時に行ってはいけない操作の結果に見られるキズです。


こちらはカレンダー送り車の写真です。


拡大すると、歯が規則正しい並びから、傾いたように変形していることが確認できます。
幸い、他の箇所に問題は見られませんでした。

このようなことを起こさないためにも、カレンダーの早送りをする際は、時計の針が20時~4時を指していない時間帯に行うことを習慣づけましょう。



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