不動


カレンダー付きのレディースモデルに搭載されるCal.2235をご紹介します。
・リファレンス:Cal.2235
・年式:-
・症状:不動
時計に不動の症状が出ていますが、止まりの原因としては様々な要因が考えられます。今回のロレックスはゼンマイ切れやオイル切れといった理由ではないようです。



カレンダー周りの拡大写真です。
わかりにくいですが、カレンダー車を送るツメが変形しています。


確認しやすい角度へ調整すると、大きく変形していることが確認できます。
こちらはカレンダーを早送りする際に、誤った操作方法を行ったことが原因です。


変形したツメによって、ダイヤルの裏側にキズがついていました。

カレンダーを早送りして日付を合わせる際、操作を行ってはいけない時間帯があります。
それは、時計が午後8時から午前4時の間の時間を指している場合です。この時間帯は、今回変形してしまったツメとカレンダー車が非常に接近しています。この状態でリューズ操作によってカレンダー車を動かしてしまうと、パーツに大きな負荷がかかってしまい、破損する恐れがあります。

詳しくは、以前のブログ記事“カレンダー修理”をご覧ください。
https://www.909.co.jp/rolex_column/overhaul_history/20200505.html



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