ブレスレット破損

今回は、サブマリーナーのブレスレット破損についてご紹介します。

時計本体の状態よりもブレスレットの傷みが酷く、修理が必要な状態でした。

こちらは、サブマリーナーのブレスレット（No.93250）です。
バックルのロック部分が破損しています。

ロックパーツ外れの原因は、本来広がっているピンの末端が使用による摩耗で痩せてしまったことによるものです。

隙間から確認してみますと、隠れている部分も摩耗や変形が確認できます。

コマ部分の摩耗も進んでいました。

ブレスレットを左右に傾けてみると、コマとコマの間に隙間ができていることがわかります。

ブレスレットの裏側を確認するとさらに摩耗具合がわかります。

ゴールド素材の場合、摩耗が極度に進むことでコマネジが露出してしまいます。
最後はブレスレットが切れるように外れ、落下の恐れもあります。

外れたロック部分はピンとスペーサーの交換で直すことができますが、コマ部分の摩耗は交換やブレスレット自体の交換対応となってしまいます。
ブレスレットのコマとコマとの間に隙間ができる原因の一つに、ブレスのサイズ調整が適切でない可能性があります。ブレスサイズが長すぎる状態ですと、腕の動き以上に時計が動いてしまい、そのたびにブレスには必要以上の負荷が掛かってしまいます。少し大きいのではとご心配な方は最寄りのクォーク店舗までお気軽にご相談くださいませ。