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誤操作による破損
今回は、誤操作による破損についてご紹介します。
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・症状:誤操作による破損
こちらの“オーバーホール実績”でも何度かご紹介している誤操作による不具合や破損。不注意によるものが主な原因ですが、改めてご紹介します。
カレンダー送り車の歯が欠けたことで、日付が変わらなくなってしまいました。
歯車が無残な形になってしまっています。なぜこのようになってしまうのでしょうか。
それは、カレンダー操作を誤った時間帯に行ってしまったことが原因です。
反時計回りに針を回してしまうと、カレンダー車がロックした状態になってしまう時間帯が存在します。ロックされた状態でカレンダー操作を行ってしまうと、カレンダー車に特有のキズがつきます。
ほとんどの場合、カレンダー車はわずかに変形する程度です。しかし、この操作を行ってしまうと送り車やコテツ車が破損したり、中間車のカシメが緩んだりと壊れてしまう可能性があります。
禁じられている操作を認識していないと、たとえ新品商品でも機械を壊してしまうことになりますので、操作方法がご心配な方は最寄りのクォーク店舗までお気軽にご相談くださいませ。
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