オーバーホールの必要性

レディース・デイトジャスト
Ref.179171 オーバーホール


レディース・デイトジャストのオーバーホールをご紹介します。

・リファレンス:Ref.179171
・年式:-
・症状:水入り
マリンスポーツなど水辺のレジャーが賑わうシーズンが近づいてきました。
それに伴い、時計に水が入ってしまうトラブルも増えてきます。リューズの閉め忘れやパッキンの劣化など原因はさまざまですが、時計内部に水が入ってしまうと、自然に水分が抜けることはほとんどありません。そして海水や真水を問わず、時計内部には驚くほどのスピードでサビが発生します。


正面カットです。
画像では分かりにくいですが、サファイアクリスタルの内側の淵に水分を確認できます。

針の写真です。
時針の表面にも水分を確認できます。

ムーブメントの写真です。
水没してからメンテナンスに出すまでの対応が早かったため、ムーブメントに深刻なダメージはありませんでした。

キドメネジの写真です。
対応は早かったのですが、ネジ表面には少しサビが発生していました。

別のキドメネジの写真です。
こちらのネジの表面にもうっすらとサビが発生していました。

今回は、時計内部に水が入ってしまった自覚があり、メンテナンスまでの対応が早かったことも幸いしました。ムーブメントに発生したサビは軽度でしたので、部品交換は不要でした。
しかし、水分の侵入による文字盤のシミや塗装の剥離は、ある程度時間が経過してから発生することもありますので、油断はできない状況です。
水分は機械式時計にとって天敵になりますので、水の近くでロレックスを使用する際は十分注意してください。



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