オーバーホールの必要性

ムーブメント Cal.3135
オーバーホール


ムーブメントCal.3135のオーバーホールをご紹介します。

・リファレンス:Cal.3135
・年式:-
・症状:カレンダー不良
カレンダーが23時40分ごろに切り替わるようになってしまったCal.3135をご紹介します。
また、カレンダーの早送りについては操作を行ってはいけない時間帯がありますので、併せてご確認ください。


送り車の写真です。
歯が欠けているのが分かります。これがカレンダーの切り替わり時刻がズレた原因です。

カレンダーディスクの写真です。
送り車の歯が欠けた原因は、誤った操作方法での時刻やカレンダー合わせです。
カレンダーディスクの“13”と“14”の間のフチにも盛り上がるようなキズが付いています。

カレンダーディスクの写真です。
内側の歯も凹んでしまっています。
これは、誤った操作方法によってカレンダーの早送りを行ったため、カレンダーディスクに大きな負荷がかかった痕です。

一部モデルを除いて、カレンダーや時刻を合わせる際に注意することは、“針を逆回転させないこと”と“日付が変わる0時を境に前後4時間は早送り操作を避けること”です。ムーブメントの動きを理解していただくことで、余計な破損を防ぐことができます。
ちなみに、最新の3200番台のムーブメントは、カレンダーの早送り操作について禁止の時間帯はありません。



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