オーバーホールの必要性

GMTマスターII Ref.116710LN
オーバーホール


GMTマスターII のオーバーホールをご紹介します。

・リファレンス:Ref.116710LN
・年式:-
・症状:リューズ不良
リューズを操作しても、針が回らないGMTマスターII Ref.116710LNのオーバーホールをご紹介します。


症状から考えると、裏まわりのどこかに原因となる不良個所があるはずです。

ツヅミ車と小鉄車の歯が、ひどく摩耗していることが確認できます。
しかし、針回しができないほどの状態ではありませんので、他に原因があります。

ポストにも摩耗が見受けられます。

日の裏車の写真です。
こちらも面を見る限り、大きな異常は確認できませんでした。

日の裏車の裏面の写真です。
裏返すと、半分ほど(写真の下半分)の歯が削れていました。

原因は、小鉄車が日の裏車に潜り込み、空回りしていたようです。

第3世代GMTマスターⅡ(Ref.116710LNやRef.116710BLNRなど)や第2世代GMTマスターⅡ(Ref.16710など)の一部、第3世代エクスプローラーⅡ(Ref.16570)の一部に搭載されているCal.3186では、日の裏車のポストの摩耗がよく見受けられます。
通常よりもメンテナンスのサイクルを早めた方が、不具合や交換パーツを少なくすることができると思われます。



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