オーバーホールの必要性

デイトジャストRef.16018
オーバーホール その2


前回に引き続き、デイトジャストのオーバーホールをご紹介します。

・リファレンス:Ref.16018
・年式:-
・症状:-
今回は、ムーブメントの分解洗浄をご紹介いたします。
搭載されているムーブメントは、ロレックス初のハイビートキャリバー3035です。


ケースからムーブメントを取り出した写真です。
こちらの状態から、針とダイヤルを外していきます。
ロレックスのヴィンテージ品の中には、ダイヤル表面の塗装やインデックス、針の夜光塗料等が著しく脆くなっている状態のものもあり、細心の注意を払って慎重に作業を進めていきます。

ダイヤルを外した写真です。
カレンダーディスクとムーブメントの歯車が見えてきました。

細かな部品を一つ一つ確認し、部品不良や各パーツの調整部分に問題がないかを確認しながら丁寧に分解していきます。

前回の記載の通り、長期間使用されていなかったため、各部品に目立った摩耗や損傷は確認できませんでした。

分解した各部品を洗浄機に入れて汚れを落としますが、その前にしっかりと下洗いを行います。

下洗いを行った部品を破損や紛失を防ぐため、専用の容器に移し、洗浄機に入れます。

次回は、洗浄した部品の組み立て作業の様子をご紹介します。



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