オーバーホールの必要性

デイトナ Ref.116599RBOW
オーバーホール


デイトナのオーバーホールをご紹介します。

・リファレンス:Ref.116599RBOW
・年式:-
・症状:オーバーホール
デイトナの通称“レインボー”のメンテナンスが完了しましたので、ご紹介いたします。


バーゼルワールド2012に発表されたレインボーサファイアベゼル搭載のホワイトゴールド製デイトナです。最大の特徴は、タキメーターの代わりにベゼルに配された36石のレインボーカラーサファイアでしょう。

サファイアと言えば、透明感のある濃いブルーをイメージされるのではないでしょうか。
実は、サファイアは他の宝石と比べ、非常に多くの色合いが存在する宝石で、濃紺から青紫以外の色については“ファンシーカラーサファイア”と呼ばれます。

また、同じ鉱物でも、クロムを含み赤色に見える石は“ルビー”となります。実は、同じ鉱物であることから、ルビーとサファイアについては、はっきりとした判別基準がなく、少しでもピンクがかっていると、鑑定士でもその判断が難しいようです。
そのため、36石のサファイアとご紹介いたしましたが、正確には数個のルビーを含んでいるかもしれません。
ダイヤルに使われているダイヤモンドですが、8ポイントや10ポイントのデイトジャスト等では、ブラックライトを照射すると蛍光性が強く、白く濁って見えるものが大体1~3石ほど混ざっていますが、デイトナ・レインボーの場合、蛍光性が弱いものが使用されていましたので、意図的に選別されているのかもしれません。
2018年に発表されたデイトナ・レインボーは、今回ご紹介したホワイトゴールドモデル以外にもイエローゴールドモデルが存在します。
さらに2018年にはピンクゴールドモデルも登場しており、どのモデルも生産数の少なさから、現在では非常に高額で取り引きされるプレミアムモデルになっています。



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