サビ2
前回に引き続き、今回もサビについてご紹介します。
・リファレンス:-
・年式:-
・症状:サビ
前回は時計内部のムーブメントに発生したサビをご紹介しましたので、今回は外装に生じたサビをご紹介します。
本来ならば、少し押し込むことによって内側に引っ込むバネ棒ですが、サビが生じたことによって固着し、全く動きません。
バネ棒を特殊器具によって叩き出し、時計本体からブレスレットを外すことができました。
ミドルケースのラグの内側にもサビが発生しています。
バネ棒がサビてしまい破損しているため、新品に交換します。
これからの暑い季節、汗の付着が原因となってサビが発生してしまう可能性があります。時計を外した際には、裏蓋やブレスレットを軽く拭くなどの手入れをしていただくと、汚れの付着も防げ、サビの発生を予防できます。衛生面についても安心して使用することができます。クォーク各店にて、日々のお掃除についてご案内できますので、お気軽にご相談ください。
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