オーバーホールの必要性

水入り(浸水)


オイスターパーペチュアル・ボーイズとデイトジャストの水入り(浸水)をご紹介します。

・リファレンス:Ref.177200・Ref.116234
・年式:-
・症状:水入り(浸水)
新型コロナウイルスの影響により、今年の夏は水辺でのレジャーの機会が格段に減っていると思います。しかし、それでもこの季節になると増えてくるのが、時計内部に水が入ってしまい、何らかの不具合が生じてしまうケースです。



オイスターパーペチュアル・ボーイズRef.177200の写真です。
誤ってリューズを開放したまま使用したことで、時計内部に水が入った可能性のある時計です。一見、水が入った様子はありませんが……

ローターに腐食が確認できました。

他にも、キドメネジとキドメ板にサビが生じていました。
腐食やサビはそれほど多くないものの、水が入っていたのは確かなようです。
そのため、オーバーホールが必要になります。

デイトジャストRef.116234 の写真です。
クリスタルの内側に大量の水滴が付いていることが確認できます。

ムーブメントには、大量に発生したサビが確認できます。
一刻も早いオーバーホールが必要な状態です。

過去、水入り(浸水)によって腐食したロレックスの部品です。

水入り(浸水)後の放置期間が長かったため、メンテナンスを実施した際にはこのような酷い状態となっていました。

水入り(浸水)を放置してしまうと、多数の内装部品の交換が発生してしまうばかりか、ダイヤルや針にも腐食や塗装の剥がれなどが起こってしまい、メンテナンス料金も非常に高額になってしまうケースもあります。
水辺でお使いの際は、リューズの閉め忘れと、使用後の状態確認を必ず実施してください。また、防水性能を十分発揮するには、適切なメンテナンスが行われていることが前提となりますので、定期的なメンテナンスを心掛けてください。



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