オーバーホールの必要性

GMTマスターII Ref.16718 オーバーホール


今回は、GMTマスターII のオーバーホールについてご紹介します。

・リファレンス:Ref.16718
・年式:-
・症状:オーバーホール
生産終了から長い年月が経過しているモデルですが、オーナー様がとても大切に使用されていたことが分かるほど外装の状態が良いGMTマスターII です。



外装には傷らしい傷のないとても良好な状態です。
しかし、直ぐに止まってしまうなど、内部の調子は良くないようです。

外観の状態の良さからは想像できないほど、内部ではサビが発生していました。そのサビは機械全体に広がっていましたので、サビの除去を含めたオーバーホールを行ないます。

この酷いサビの原因は、自動巻き部分のオイル切れによる極度の摩耗です。

分解洗浄を行い、摩耗した部品を全て交換しました。

ムーブメント本体も組立、調整、注油を行い無事に組み終えました。

キズや伸びがほとんど感じられない7206リベットブレスです。

各部パッキンの交換とムーブメントのオーバーホールで見えない部分まで綺麗になり、安心してお使いいただけるようになりました。

今回のロレックスは外装のキズの少なさから、使用頻度が極端に少なかったのではないかと予想されます。使用頻度の低い状態であっても、内部のオイルは劣化してしまいます。使用頻度に拘わらず、定期的なメンテナンスは怠らないようにご注意ください。



あなたのロレックスのオーバーホール料金はいくら? オーバーホール料金をCheck!



« オーバーホール実績