オーバーホールの必要性

サブマリーナー Ref.5513 チューブ交換


今回は、サブマリーナーのメンテナンスについてご紹介します。

・リファレンス:Ref.5513
・年式:-
・症状:オーバーホール
さっそく、サブマリーナーRef.5513に装着されていたリューズ用チューブの交換を行います。



王冠マークのみが特徴のリューズ(700)です。

ケースへの締め込みが全く行えないため、防水性能も得られていない状態です。

新品と交換します。今では貴重なチューブです。

パッキンも同時に交換し、ネジロック剤を塗布して専用の工具で取付を行ないます。

ケースに取りつけましたが、溝にダメージが確認できるため、このままではリューズを差し込めません。

内側を削り広げ、適正な大きさにします。

しっかりとねじ込むことが出来るようになり、防水テストも無事クリアしました。

作業終了後に交換したチューブを洗浄しました。ネジ山が削れていることがわかります。
この状態ではリューズのネジ込みができないことも納得です。

ヴィンテージロレックスの相場が上がることに比例して、交換可能な部品も値上がりしています。しかし、メンテナンスが高額だからと定期的なオーバーホールを怠ってしまうと、部品の摩耗や消耗に繋がり、高額な修理代金が発生してしまうというケースは珍しくありません。長期間メンテナンスを行わないより、定期的にメンテナンスを実施していただく方が維持費を抑えることが出来ます。費用など気になる点はお近くのクォーク店舗までお気軽にご相談ください。



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